推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

PICU -1話- 感想

PICU-小児集中治療室-
吉沢亮・月9初出演にして初主演!
大河同様、初尽くしでこの大役!!
ドキドキしながら主演作をリアタイ視聴できる幸せv

 

~初回感想~

 

吉沢亮の演技がすごかった!
吉沢亮の顔が綺麗で、血や涙に濡れても美しかった!

デスカンファで、落涙する吉沢亮の泣きの演技と、
安田顕の静かに諭しながらも強い使命感を滲ませた演技は、
珠玉の名シーン!

 

率直な感想はコレ↑
細かな感想は以下↓

 

ドラマじたいは、丁寧に作られたメッセージ性のある良作。

エンタメ寄りな展開ではないので、全体的には地味・・・
とはいえ、演じる意味のある役柄だし題材でもある。
撮り方も丁寧だし、スタッフの意気込みも感じるし、演者みな演技がうまいし、
良質な作品に携わることができて、吉沢さんにとっては良い主演作。

青天大河に引き続き、しっかりと地に足のついたドラマの主演をやれることはとても良かったと思う。

吉沢さんの自然な演技、抜けた演技、泣きの演技・・・と吉沢亮の演技力を堪能できるし、
映画みたいな撮り方してるのかフィルタ調整がうまいのか、
肌が綺麗に映える画面で、演者さんたちみんな美肌に見えるし、
吉沢さんの美肌美顔の威力も増してるv
おかげで繊細な表情での芝居がより鮮明に見れるので、ありがとうvという感謝のキモチ

ただ数字(視聴率)が取れるような展開の初回ではなかったというのも正直な話し。

丁寧であるがゆえに前半ゆっくりすぎて<掴み>がなく間延びしたのはもったいなかった。
(カヌー省いてサイクリングシーンからスタートしても良かったくらい・・・)
前半は『志子田武四郎』の人物紹介パートだったけど、もうちょいコンパクトに凝縮させても良かったかな。
とはいえ、そのパートがあるから吉沢さんの自然な等身大の青年演技が堪能できるわけで・・・ジレンマ

 

▶冒頭での注目2シーン
サイクリング途中で車とすれ違うスローモーションのシーン
スローなのに、表情がちゃんとコマ送りで微妙に変化していくのが分かる。
『あれ?見覚えある顔。苦しそうだけど大丈夫か?』
気がついて、気がかりへの変化で、不穏な気配をにじませる。
ほんのわずかな目や口元の角度でニュアンスを伝えてくる表情筋での演技よ!
吉沢亮スゲェー!って冒頭からヤラれたわ!

もうひとつは、
「さっきまで生きてたじゃん」
ボソッと言うこのセリフ。
それまでのトーンとはちがって、そこだけストンと本音の武四郎が垣間見える。
この落差! しかも小声なのにちゃんと聞き取れる。
たった一言なのに芝居の空気を変えられるのがすごい!
だからこそ急に湖に向かってエモい表情で歩いていっても違和感がない。
そしてタイトルバック・・・
吉沢さんとタイトルバックはなんだか親和性が高い。
東リベしかりキングダムしかり
作品の空気感を出すことができるからなんだろうな・・・と一人勝手に納得v

 

大竹しのぶ母ちゃんとの会話、すごい自然だった!
っていうか大竹さんのバスガイドっぷりがそのものでやはりすごい女優なんだな・・・と。
で、その母と息子の会話が、親子の日常あるあるに聞こえてほっこりした。
食卓シーンではぶっきらぼうに喋っていても、
お風呂シーンでの「そのシャツ、ネットに入れて」すっっごい息子感!
無意識に身内に甘えてる声っぽくて、その緩急がたまらん!
もちろんサービスシーンにも感謝w
吉沢亮は濡らすと危険☆より一層美しさが際立ちます☆
色白デコルテにスッと通った鼻筋!仰のいた鼻穴さえ完璧w
顔の輪郭もすっきりとして飾るものがないから余計に整った顔立ちが浮き彫りとなる。
ほんとありがとうございます☆(^^

 

▶みんな演技うまくてノーストレス
幼馴染み4人組もちゃんとそれっぽく見えるし、
ヤスケンさん、木村文乃さん、高梨臨さんとの芝居の間合いも大丈夫そう。
どっちをみても画面に美男美女しか映ってないから、画面もキレイ

 

▶伏線が不穏・・・
悠太(高杉くん)は簡単には言えない悩みを抱えていそうだし・・・
綿貫さん(文乃さん)も裁判沙汰とか空のベビーベッドとか・・・
今後のシリアス展開に関わってくるんだろうな・・・

 

▶救急搬送が入ってようやく医療ドラマらしく動き出す。
迅速に対応できず新米医師しこちゃん先生のオロオロ感が強調されてたけど・・・
自分ができる精一杯をしようと少女の額の汗を拭う。
ハラハラしながら不安でしかたない気持ちを、まばたき回数多めで表現してた。
そして、少女がママと呼ぶ声を聞いて
「ママ?そばにいるよ」
と、少女に応える声に泣けた。
緊迫感にうわずりながらも、どうにか励まそうとする必死な優しさが滲み出ていて・・・

 

▶だが、吐血を浴びて茫然とする志子田先生
周囲が懸命に処置する中で、何もできずに立ち尽くしてしまう
画面の外では、血を浴びた吉沢亮は美しいと不謹慎にも思いながら、
ドラマの中では、志子田先生の茫然とした目の中によぎる動揺
何が起こっているのか受け入れがたい目の前の現実、残酷な死との直面、
喪失と絶望に苛まれ、何もできない虚無感と悲しみ
それらがないまぜになった心の裡を、目だけで伝えてくる
なんなら目の光りだけで表現する
吉沢亮、天才かっ! (いや努力の賜物だと分かってる)

色白美肌の美貌が血まみれで人形みたいに固まって・・・悲惨なシーンではあるけど芸術作品そのものやん・・・という感情
床やベッドに付着した血を拭き取る静かなシーンも
打ちひしがれ具合が画になる・・・儚すぎて・・・

 

▶デスカンファレンス(亡くなった患者のケアの振り返りと今後のケア向上を目的とした意見交換の場)は吉沢さんとヤスケンさんの名演技爆誕
吉沢さんの泣き演技には青天でも定評もあったけど、ひとつとして同じじゃない。
今回も、そう。
どんどん進むカンファに、静かに落涙。
「あの・・・」
思わず吐露した呟きは、周囲の冷静さに追いつかなくなってしまった志子田先生の感情からこぼれ落ちたもの。だが・・・
「すみません・・・」
一瞬言いよどんで、中断を詫びて、涙を拭う。
この間と演技がずば抜けている!!
溢れ出た違和感を口にするべきかどうか迷い、でも咄嗟に取り繕って謝ってしまうその感じ。
あ、分かる・・・という共感を一瞬で成立させつつ、ドラマとしての間合いを変える。
内面へと、登場人物の感情へと視点を引きつける間合い。
そこから志子田先生の未熟な感情が吐露されていく。
それも静かに、切々と。
なぜ何もなかったかのように話せるのか、悲しくはないのか、と。
子供じみたピュアさで。

それをまた静かに穏やかに、しかし強い志をもって諭していく植野先生。
慈愛と根気と情熱、そして大いなる使命感を持って、未熟な後輩を導いていく。
救えなかった命を、次に救えるようにするために。
そうやって地道な努力をし続けてきた医師の姿が見えるような説得力のある芝居。
ヤスケンさんの真骨頂なのでは!

この感情の昂ぶりをおさえた二人のやりとりは、とても今どきに向いた上司と部下の関係だと思った。
どちらも声を荒げることはなく理性を保ちながら、話し合う。
志子田先生の「はい」がとても素直なのがまた良い。

そして、吉沢亮の泣き顔のなんと綺麗なことか。心洗われる。
涙の流れ方も絵になる!
切ないという気持ちと、ありがとう眼福という気持ちがせめぎあうわ。

 

稚内への遠征
青天でも共演したイッセーさんとの再共演!と楽しみにしていたら・・・
わずかなシーンで終わっちゃった(^^;
とはいえ、何冊もの患者ノートがあったり、懸命にアドバイスをメモしたり・・・
決して悪い医師ではなく、長年患者と向き合ってきた良い医師であることをセリフではない部分で描いているのは、とてもいい脚本&演出だと思った。
イッセーさんがただの1話ゲストとは思えないから、どこかで再登場するだろうと予想。
志子田先生が悩んだ時か、ラストで成長した姿を見せる時か
ちょっと楽しみにしておこうv

 

▶エンディングで明かされる手紙の主
これはちょっと驚いた。
まさか武四郎の書いた手紙がPICUを立ち上げるきっかけとなり、選ばれてメンバー入りしていたとは!
どんでん返しとまではいかないけれど、こういうサプライズな演出は心憎いわ~

そして、このあたりのシーンで驚いたのは、
『月9吉沢亮主演』の第一報で報じられていた台詞を言うシーン
「…僕は、初めてでした。こんなに自分がばかだと思ったのも、嫌いになったのも、患者が死ぬところを目の前で見たのも、人前で声を上げて泣いたのも、全部初めてでした」
字面だけの時は、主人公の情けなさをストレートに表現しすぎでは?という印象だったのに・・・
吉沢亮が演技するとこうなるのか!
という驚き。
これがAWAKEの山田篤弘監督が言ってたやつだ!と思った。
想像を超えてくる吉沢さんの意外性ある演技。
台詞を言う声のトーン、間のあけかた、表情、これらが組み合わさって字面からの第一印象とはまったくちがう言葉になっていた。
内省を時間をかけて昇華し、冷静に自分を見つめ直した言葉になって聞こえた。
やっぱり吉沢亮はすごいわ!

手紙からの冒頭の「さっきまで生きてたじゃん」からの湖へあわや入水か?のシーンの差し込みもエモいわ
そして初心にかえって、本気の医者を目指す、と。
きれいに締めた初回。

 

ヤスケンさんとの師弟コンビもいいし、
吉沢さんの演技も堪能できるし、
ビジュアルもいいし、
なにより週イチで吉沢さんのドラマが見れる悦びよ!

 

月9来週も楽しみ!!

 

そして視聴率も頑張ってあがってくれ!!!