推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

PICU -2話- 感想

初回よりもテンポ良くまってた。
途中ずっと面白っ!と思いながら見てた。

なのに視聴率7.5%かぁ・・・
くぅ~つくづく初回のノロノロ展開と鬱展開はもったいなかったかも・・・


今回の必見ポイントは、
しこちゃん先生の初々しくも優しいドクターっぷりと、
植野先生に叱責されるシーン!


▶優しい小児科医
「がんばれ~、痛いね~、ごめんね~」
吉沢亮の優しい声とピュアっピュアな表情で励まされたら、いくら痛くても我慢するわッ!

小児相手だからこその優しくいたわる表情を、テレビの大画面アップで見られる奇跡よ!
小児科医の役にあてがってくれて、本当ありがとうございます!眼福ですっ!

 

一転して莉子ちゃんにせがまれて本当のことを告げてしまうしこちゃん先生の表情もすっっごい大天才!
最初は誤魔化そうと笑顔で首を振り振り・・・ここでも逡巡がみてとれる表情と間合い!
そして懇願に負けて告げてしまうわけだけど、
莉子ちゃんの目は見れずに、口元にどうにか笑みをはりつけたまま、それでも極力深刻な言い方ないならないよう真実を告げてしまう。
莉子ちゃんに誠実であろうとする心情のほうが勝ってしまったしこちゃん先生。
視聴者の言っちゃだめだよ『気持ちはわかるけど・・・』という絶妙なバランスをとりながら。
少女に寄りそう気持ちがある上での失敗に見せる―――このセンス!それを表現できる演技力!
吉沢さん、すげぇーよ、やっぱり!

とはいえ、同意のない宣告は医療現場ではNG行為。
植野先生に叱られるわけですが・・・


▶植野先生の叱責シーン
「余命宣告なら言えましたか?」
「声のことなら言えたのはどうしてですか?」
ヒヤリとするシーン。
冷静な真顔で問い詰められる怖さ。
言い訳もできずに、首を小刻みに振り「いいえ」と声を絞り出す志子田先生。
怒られて声がつまる『あの感じ』をリアルに表現している。
自分の失敗体験を重ねて見てしまうから、余計身につまされ、息をのんで見守ってしまう。

「チームには親御さんも入っている」
家族も含めてのチーム医療という言葉にはドキッとする。
すごく良い言葉だし、実際の医療現場もそうであって欲しいと思う。

怒るではなく、叱る。植野先生の指導方法が良い。
もちろん怒りの感情はあるだろうけど、それは患者を思ってのことだし、その感情を直接 ぶつけるわけでなく、何が悪いのかを未熟な後輩医師に分からせるように言葉にする。
感情的に怒鳴らず、きちんと相手と向き合い、冷静に指摘して次につながる指導。
なんて理想的な上司だ!

ヤスケンさんの迫真の演技を受けて、吉沢さんがリアルな表現の演技で応える。
相乗効果で、より心に訴えるシーンになっている。
そして今成先生の中和させる存在もまた救いになっている!
よい職場じゃないか!
落ち込みながらも前を向いて成長していくしこちゃん先生。
うん、めちゃ良いドラマだよ!


▶ゆるゆるシーン
今回テンポがいいだけでなく、緩急も効いていた。
吉沢さんはコメディ芝居もホントうまい!

女性陣にボロクソ言われても
「よーし今日もみんなキレッキレだ」
この絶妙な呟き方!!最高です!!
かつ、しこちゃんのポジティブシンキングが垣間見える。見習いたいわw

植野先生に、モテませんね・・・と言われて、
「かっこいいって言われますけどね」
(そりゃそうだ!と総視聴者が突っ込んだ瞬間)
早口で言い捨てる言い方も好きだし、今成先生に「誰にだよ!」と突っ込まれてからの
「バス・・・バスガイドさんとか」
言いよどみ方もナイス!陰キャの言い訳じみた口調っぷりがとってもグッド!

羽生「本物の猫の手はいらないのよ」
しこ「ええーっ」
このちょっとした間合いもクスッと笑える。

吉沢さんは、青天でもそうだったけど、シリアスパートとコメディパートのバランス感覚が抜群!
ちゃんとストーリーの色調に合わせて、加減を心得たコメディ芝居をしてくれる!
なので、違和感を覚えずに見てられる。
PICUでも羽生さんと今成先生との間で面白いしこちゃん先生が今後も見れるかもしれないと、ちょっと楽しみ!


▶ほのぼのシーンにまぎれる一抹の不安
自宅のシーンでは、第二回目にしてもはや恒例の入浴シーン(あざます!)をはさんでからの母子のほっこり場面。
文句つけながらも「――いや食べるけど・・・」×2回、よい息子感が出てるし可愛いv
何気に母のコップに先にお茶を入れたり、息子の小皿に醤油さしてあげたり、お互いに相手のことを先にやってあげるあたりホント良い母子関係で癒される。
「だから太るんだよ」
(録音してダイエット奮起するか!と思いつつ笑)
母に慰められての憎まれ口だけど照れ隠しあるある。
But!「ほんとに痩せたんだけどな」
ぽつりとこぼした母の言葉は、死亡フラグですか?
「泣いたらダメだからね、余計つらくなる」――これもフラグ?
そういえば冒頭でもほっぺパチンしながら
「いいお医者さんになりなさいよ!」――これもフラグ?
あかん・・・フラグ立ちまくり。しこちゃん前途多難だわ・・・

悠太も先輩にイジメられてそうだし、
ようやく武四郎にヘルプ信号出したっぽいけど・・・
次回、悠太を助けてあげて、しこちゃん先生!


▶あれ?と思ったところ・・・
総じて脚本も良くできてるとは思うけど、ちょっと引っ掛かった場面もある。
ママにビンタされたしこちゃん先生に、私のせいでごめんねと謝りにきた莉子ちゃんのシーン。
本当にごめんなさい・・・と、膝をついて真摯に謝罪するしこちゃん先生と、ニコッと笑って手を振る莉子ちゃんの、二人のテンションに差がありすぎて、ちょっとチグハグというか唐突感が否めなかった。
莉子ちゃんが笑顔なのでしこちゃん先生を許してるんだな・・・と予想はしつつもエクスキューズがないからすっきりしない。
『先生、またね』
くらいのひと言は欲しかったかなぁ。


もうひとつは、知事との会話のシーン。
声のトーンが明らかに違って、よそゆきの声。
PICUの吉沢さんは幼馴染や母子の会話は低くてぶっきらぼうに、
職場では少しだけかしこまった感じに、
見知らぬ他人にはワントーン高めに喋ってる。
でも、今回のこの場面はちょっと作り込みすぎのような気もする。
そこまでガラリと変えなくても、キーを少し上げるだけで視聴者には伝わるよ、と。
あと脚本も
パイロットの方ですか?」と言わせたのは蛇足だったと思う。
いや、しこちゃん、知事に手紙まで書いたでしょ!と突っ込まずにはいられなかった。
知事に気づかないのは会話で分かるけど、そこまでしこちゃんが鈍感なことを強調しなくてもいいのに。
しこちゃんの描き方に、一抹の不安がよぎった瞬間・・・
『あなたも気分転換しに来たんですか?』くらいにとどめて欲しかったわ。
成長過程を描くために、過剰な主人公サゲがないように願うばかりです!