推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

マーキュリー・ファー感想~スイング回~

2月10日18:30公演。
あらためて吉沢亮はすごい役者だ!と、見直して惚れ直して興奮した回!

 

※ネタばれ感想※

 

この日は、4回目の観劇。
吉沢さんのお誕生日に初観劇。

3日マチネで、吉沢さん何か悩んでる?とエリオットに迷いとあがきを感じつつ、カテコでの白い顔に体調心配になり、

9日マチネで、吉沢エリオットが更新されてた。
セリフが聞き取りやすくなってるし、エリオットに優しさみが増して、ますますダレンと手を取り合って進んできた兄弟感が増してた。
最後のシーンもなんか違うく見えた。本当に弟の頭を撃ってた。愛ゆえに。
匠海ダレンの頭を抱える吉沢エリオットのしぐさが、より愛おしさと悲しみに満ち溢れてた。余韻に儚さが加わった。
それと、吉沢さんの声量が安定してきてるのに対し、匠海くんの声がちょっと疲れてる?…と感じたひと幕も。

そして、翌日10日。
ソワレが当っていたけど、大雪警報に行くか迷ってたところ、
北村匠海くん体調不良の一報。
マチネは、ダレン役を池岡くんに交代し、15分遅れで開始したとTwitterに流れてきた。

パンフレットにアンダースタディとして池岡くんが紹介されていて、
ブロードウェイみたいにバックアップする役者さんがちゃんといるんだなぁ…と珍しく思ってた。
でも、まさか本当に稼働されるとは!

これは大雪で日和ってる場合ではない!
ピンチな吉沢さんを応援するためにも行かなくては!
ちがう役者さんと、どう兄弟役を演じるのか?という興味ももちろんある。
防寒対策&電車運休時の備えもして、いざ!世田谷パブリックシアターへ!


結果、すごいものを見た!!

吉沢亮の役者としての凄さ!男らしさ!座長らしさ!痺れた~~!!

 

まず、声がまるで違う!
声量が増している!
セリフ回しが大きくはっきりとし、声のトーンも若干低くめ。
吉沢さんの気迫と集中力が伝わってくる!
この時点で既に痺れたw

よりオスみを増した吉沢エリオット。

おそらく、ハイトーンボイスの匠海ダレンに対し、普通男性の声な池岡ダレンに合わせて、より『兄』っぽく若干低めに微調整。

常に苛立ち声を荒げているけど、匠海ダレンには甘々な兄で、共依存を感じさせる兄弟感。
池岡ダレンとは、普通の仲の良い兄弟の距離感だけど、兄の矜持をより強く感じた。
弟を引っ張って行こうという気持ちが前に出てる。
それは、座長として引っ張って行こうという、吉沢さんの気勢にも通じたものかも。

集中力を増した吉沢さんは、エリオットの感情の深度も増して、
苛立ちや怒り、もがく様が、迫真に迫っていた。

加治スピンクスも熱がこもった芝居をされていた。
水橋パーティゲストも。
ローラの集中力も高かった。

そんな中、ナズ役をブレずに演じた小日向星一くんのクォリティーの高さよ!
軽妙な狂言回し的役割を、
匠海ダレンにも引っ張られず、池岡ダレンにも引っ張られず、
素直でちょっとおバカな少年ナズを演じきれてた!

大空姫もさすがの経験値か、same walk, same smile, same breath とばかりに、いつもと変わらないラインで演じてバランスを保っていた。

そして、池岡くんも最初からダレン役であったかのように、
当り前にダレンとして演じられてて、すごい!と思った。
スイングとしてスタンバっているということは、何人分ものセリフが入っているわけで、しかも直前に言い渡されて、すぐ板の上にのって何百人といる観客の前に立つなんて!そうそうできるものではない!

まさに、show must go on!
何が起ころうともやり遂げる!

演者全員の高い集中力の芝居を目にすることができて、心震えた。


そして、カーテンコール!!

いつもはエリオットが抜けきれない吉沢さんなのに、
今回は、池岡くんを称えるように手を差し伸ばし、観客の拍手を促し、笑顔を見せた!!!
その圧倒的、座長感!!!!
万雷の拍手にお辞儀し、安堵感を滲ませ、退場する背中が、より大きくなって見えた!!!!

もうすでに一人前のプロフェッショナルな俳優のひとりとして、座組を引っ張り、座長を務める立派な大人の男の姿に見えて、感動すらしたわ!

 

男の子の成長って早いのねぇ…と母的な目線と、
すごい俳優を推しにしたものだと、誇らしい気持ちと、
とにかくいろんな意味で、心震えた回だった!!!


最期まで、吉沢さんの喉が大丈夫なように!

悪疫退散!!!