推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第38話

栄一の嫡男。
ダイジェスト感ありありの回。
47話予定→41話に短縮されて、
尺が足りないシワ寄せが明らかすぎて残念><。。
共感する時間もないまま展開ポンポン進んで、
ちょっと待って~~と、感情が追いつかないほど。

 

冒頭は、
お久しぶりの家康様ご登場でテンション上がった!
徳川三百年祭につなげて、うまく本編に移行する演出がうまい!

 

そして、徳川同窓会v
猪飼様、川村様、そして民部公子様!キラキラ!
徳川ばんざ~い!と、栄一のとても嬉しそうな顔に、こちらもテンション↑アップ!
一橋編やパリ編のメンバー勢揃いで懐かしいのと、
あ~ドラマも終わりに近いんだなぁ~という寂寥感が…

 

今回の主人公は、タイトル通り、栄一の嫡男・篤二くん。
いきなり本役登場で、その回のメイン担当だから、やりにくさも相当あったはず。
だからこそ、泉澤くんの配役だったのも納得。
演技巧者でなくては、篤二は務まらなかった!

ダイジェスト感すごすぎて、主人公の栄一さえ動くコマになってしまう展開スピードで、
ドラマ内容が散漫になりがちな今話、篤二が一本にしっかりと繋げていた。
脚本の巧みさも、もちろんあるけれど、
放蕩的行動と、父親に愛されたいナイーブな一面とが繋がってみえる表現力を有し、ポンと出てきても青天の世界観から浮かずにすんなりと馴染む塩梅加減に、今話をまとめ、次回へと物語りを繋げる役目もしっかり担う。
泉澤くんを人選したスタッフの信頼!をとても感じた。

 

それにしても、ここで、あのお千代の最期の回の子役篤二との草むしりの会話が、思い出シーンとして挿しこまれるなんて!!
しかも、篤二にとっては、悲しい時ではあるけど父親との嬉しい思い出にもなっているという!
さらに、これも史実!!
史実を巧みに人間ドラマとして織り込む脚本の緻密さに脱帽!!!

 

その反面…、
渋沢家の娘たちの配役は…ちょっと大丈夫かい?
今後期待したい次世代の女優さんたちなのだろうけど、
他との演技力に差がありすぎて…なんとも…
おていちゃん登場で、
同世代であろう藤野涼子ちゃんの安定した演技力が素晴らしすぎて、
余計に差が目立ってしまった感があったよ…

 

そして、巷では…
栄一の老けメイクでやんや言われてるけどさぁ…
そこに引っ掛かる人は、ドラマ自体楽しめていない人なんじゃない??
自分が思い描く、このドラマはこうあるべき…この人物はこうあるべき…というのに囚われてる人々だなぁ、と。

私自身も映画でそれをやってしまうことがある。
東リベとかそうだった。
クローズの印象と比較に、先入観持って鑑賞してしまったがために、
東リベの良さを堪能できてない面があった。
だからこそ、分かる。

映画やドラマを先入観持って鑑賞すると、本来の醍醐味を味わえずに過ごしてしまう。
もったいない見方だわ…。

だって、役の本質はしっかり捉えて演技してるじゃん!
それにちゃんと、栄一の頭も白髪まじりになってきてるし、
37話ではなかった顔の皮膚にシミだって、38話ではちゃんとある!

そして何より、栄一の喋り方やトーン、スピードが全然違う!
ちょっとばかり挿しこまれた幕臣の頃のシーン、慶喜に「どんなにご無念だったことでしょう」というシーンと、明らかに違っている!
フェイスラインなんかも全然違うっ!!
そういうのに気づかないで、年齢感で文句言われる筋合いないわぁ~。

吉沢さんも演出陣もかなり計算して作ってると思うわ!!!

 

それに吉沢さんのやっぱりすごいな!って思うのは、目なんだよね~!!
目が、もう渋沢栄一の目になってるんだよ!
吉沢亮の時の目じゃないんだよ~。
それだけでも、スゴイ!と思うのに、
栄一として目もしっかり時代を積み重ねてきてるのがスゴイいいんだよ!
少年期のまっすぐキラキラと、幕臣期のがむしゃらにイキイキと、
パリ期の新世界へのピカピカと、官僚時のギラギラと、壮年のしっとり落ち着いた感。

今話では、慶喜にお土産持参した時のシーンなんかは、特に、栄一の年齢積み重ねてきた感のある目をしていた!
もうホントに凄いな、吉沢さん!!と思ったシーンだった!!

 

それと同時に、
襲撃された後、喜作に「よっ!」と手を上げてみせるシーンでは、
何気ないシーンなのに、一瞬で、喜作と一緒に育ってきた兄弟感が溢れ出るし、
広島で天皇へ祝いを述べる白手袋シーンでは、ハッと美しさに魅入られる。
一瞬で印象を変えることができる稀有な役者だと思うわ、吉沢亮!!

 

 

残り3回!!!
次回は、それこそ老けメイク加減も増すようだし、
今話以上に時代がギュッと凝縮された展開スピードになりそうだし、
心して見なければ!!!