推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第19話

勘定組頭、篤太夫
太夫(栄一)の商才が発揮された回。
別名、吉沢さんの長ゼリフ無双回!!

 

農民たちを前にして、姫路と播磨の木綿についての口上は、
長ゼリフでもテンポよく歯切れよく、落語のように滔々と喋り聞かせるテクニック!
滑舌よくて聞き取りやすいから、言ってることもホント分かりやすい!
要は、商品のブランディング化って大事だよね!ってことだもんね。
米では、入札制を、
硝石では、製造開発を行ったってことだよね。


猪飼様との押し問答は、もはやコント並み!
おぬしの話しは長いと言う猪飼様に、聞いて下されと負けじと説明する篤太夫
「高く買い取り、安く売る!」
会話のテンポ感を大事にしたからなのか、めちゃ端折った言い方にはなってたけど。
「高く買い取り、(姫路の木綿より)安く売る。」ってことよね。
薄利多売のビジネスだけど、
『質の良いもの』の提供が前提だから、
農民のモチベーションも上がるし、消費者も良品が安く手に入る、win-win
高く買い取ってもらう農民も嬉しい。
安く買える庶民も嬉しい。
多く売れれば、藩の財政も潤うので嬉しい。
みんなが損をせずに、嬉しい思いをしつつ、経済の好循環を促す。
まさに理想だわ!!


銀札では、お札の役割を説明。
現代人にとっては当り前ではあることを改めて説明してる面もあるのかな。
「入り用なのは、信用だ」
うん、そうそう。
一橋が責任を担い、信用をもって民たちと結びつく、と。
滔々と話す篤太夫に、何も聞いてない風な殿。
「某のいまの話し、お分かりになりましたでしょうか?」
「否。途中から、おぬしの顔に見入り聞いていなかった」
うん、そうそう。
吉沢さんのお顔に見入って、話しが入ってこない時あるよね、わかるわかる。
「なんとっ!」
銀札で目を隠す篤太夫のコミカルな仕草w
こんな演出、誰が考えたんだろう?グッジョブ!!(b゚v`*)♪
そして、
銀札づくりの過程、デザイン、彫刻、印刷、あげく偽札対策の3分割とか、細かな作業を、画づらとして見せてくれたことがとても素晴らしい!!
銀札(お札)が、
ただの紙切れではないこと、
信用されるべきものであること、
人々の成果への対価であり、人々の信用を繋ぐものであること。
ということを、視聴者にイメージではなく、画として、物語の中にきちんとハメこんで、印象付けるように作っているから、すごいなぁ~と思う。
こういうのが、後々効いてくるんだろうなぁ、と。

それにしても、篤太夫(栄一)は、人のモチベーションを上げるのがうまい!
銀札の彫師には、「あんたの力出し切ってくれ!」
難癖付けてた木綿農家には、「頼りにしてんだからな!」
それぞれに、頼む理由や、礼を言いつつ、最後にひと言グッとテンション上がるような言葉をかける。
ちょっとしたことだけど、大事なひと言よね。気持ちを言葉で伝えるって大事だわ。


そして、勘定組頭として出世した篤太夫(栄一)。
喜作もまた出世。
幼馴染みでずっと一緒にやってきたけど、ここに来て、道が分かれてしまう。
喜作は武士の道を、栄一は勘定方としての道を。
ケンカ別れして、喜作の背を見送る栄一。
「道は違えるが、互いに身しめて、一橋を強くすんべぇ」
涙をたたえる栄一。
胸つまる何とも言えない栄一の表情が、なんとまぁ吉沢さんうまいですわ。
泣きの演技、いくつあるんですか?
胸つまる感から、ひとつ大きく息を吐き出すところとかもね、なんかもう~って感じ(語彙力ないっ)。

小さい頃からわちゃわちゃひとかたまりになって騒いで、
京で同居しながらもわいわいやってたのに、
二人とも急に大人の男の顔をして。
意を決する男の顔って、カッコイイものですわ。
喜作の武士の道を生きると覚悟を決めたキリリとした顔。
栄一の「死んじまったら何にもならねぇ」という信念を秘めた顔。
イケメンがイケメンを発揮すると、演技もより真に迫る。
うん、ふたりともカッコイイわ!
ちょっと寂しいけど…


どんどん時代が進んでいく感があり、
次回、ますます楽しみですわ!!