推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第18話

一橋の懐。
栄一もとい篤太夫の躍進回!
先週&予告から水戸天狗党がメインの回と思いきや、
天狗党の顛末をうまく絡めて、栄一が躍進していく回に仕上げているのがうまいな~。


天狗党討伐の命を受け、かつての仲間を討たなければならないのかと苦悩する、若武者姿の栄一。
鉢金を巻いた吉沢さんの若武者姿のなんと美しいことか!
栄一をやってると忘れがちだけど、そう、吉沢亮は国宝級イケメン!称号もダテじゃないのよ!
目が潤っている間に、栄一の初陣はあっという間に終了。
栄一のそばに伝蔵がいるのがなんかいいわ~

 

喜作は別ミッションを受けて、ボロボロになった天狗党本陣へ。
現実と直面し、武士としての道を、覚悟を、決める契機に。
天狗党処罰の後、栄一が自分が小四郎を焚きつけたせいだと思い悩むのに、
喜作「うぬぼれるんでねぇ」
と一喝。
小四郎が「あいつが言ったんだ!」と嘆いていたのを知りながら、それを自分ひとり飲み込んで、現実の本質を栄一に言って聞かせる。うぉぉ~いい漢だ、喜作!
「水戸はお前に言われなくたって立ち上がった」
「あれが俺たちの信じた攘夷の成れの果てだ」
だからこそ、現実を見据えてどうにかしようとしている一橋についていくのだと。
テレビ画面いっぱいに映る喜作のキリッとした顔立ちと、
喜作を見上げる栄一の琥珀のような瞳が素敵で、
美しいと画面アップにしたくなるのは映画も大河も変わらないのね、と、目が潤ったわ!

喜作の言を受けて、沈思する栄一の表情&眼差しがとても良い。
饗応シーンが無音なのも良かった。
喜作に言われた言葉。
「幕府に侮られたんだ。一橋家はいま満足な兵がいねぇ。」
そして平岡に言われた言葉。
「優秀な家臣や兵を集めねばと思ってる。しかし金がねぇ。」
それらの言葉が栄一の中で活きてくる。ちゃんと人の思いがつながっていく展開&演出。青天大河のこういう所いいわ~!


家康様の解説もありがたい!
幕末の分かりにくさを的確に表現!
攘夷だったのに変節して、外国にすり寄った!そして彼らの敵が徳川だ!と、直截な言葉で分かりやすい!


兵募集の相棒は伝蔵なのね。
無邪気がゆえに容赦なくツッコミ入れる伝蔵もキャラ立っていいわ~。

農民説得する栄一のコミカルな顔芸!うまいわ~!!
場面転換に時計回りでワイプするなんて、大河で今まであった?
正統な大河ドラマの作り方しているかと思えば、こんなコミカル場面も入れてくる、緩急のバランスが良くとれてる!青天ホント良い!!
説得の失敗と、百姓にも生活があるのだと反省。
じっくり行こうと、百姓の生活に寄り添い、交流深めて、
兵募進展、裏工作見抜いて、代官やり込め、兵募成功!
ポンポン展開していくリズムと、栄一無双!吉沢演技発揮!
とてもいい!!
庄屋たちを見据える目が怖くていいよ!
代官やり込める、黒い渋沢な演技!クールなパワハラ演技が、圧のかけ方が、ゾクゾクするわ~!
ありがとう!吉沢亮!!拍手喝采!!


そして、慶喜から褒美をもらう席で、またもうひと押し。
「小四郎様たちは忠義だけを尊び、懐を整えることを怠った。両方なければダメなのです。」
真髄をズバリ!
兵站の重要性を、天狗党と絡めるあたり、ちゃんと物語りがつながっている作り方で、素晴らしい!
「懐を豊かにし、その土台を頑丈にする。そのような御用こそ己の長所でございます。」
と、自己プレゼンもバッチリ!未来の渋沢栄一像も見えて、ワクワクな展開も見えてきた。
ちょいちょい率直に、「腰掛のつもりで~」とか「風神雷神~」とか、余計なひと言で笑わせてくれながら、猪飼様の反応にもクスクスしてしまう。
脚本&演出、そして役者たちの緩急がうまいよな~!

 

あと、慶喜が「円四郎め、まことに不思議な者を押しつけおった」と笑い、
平岡様の「おめぇはおめぇのままで生き抜け」と力強いエールを思い出す栄一。
ここで、平岡様繋がりで慶喜と栄一の二人が結びついたのだと分かる心憎い演出お見事!!!

かしこまる栄一の横顔。吉沢さん睫毛ふっさふさ!!上の睫毛のカーブも素晴らしいが、下睫毛も綺麗にふっさふさ!!
めっちゃ羨ましいわ!!!!!

今回は、吉沢さんの演技と美と睫毛に、魅入った回だったわ!!!