推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第14話

第1話につながる慶喜との御目見え回。
めっちゃ面白かった!
堤真一吉沢亮のセリフ回しの妙がキラリと光った回!


いや~すごいです!
堤さんのコミカルな台詞回しを挟みつつ、緩急つけてストンと腑に落ちる説明の仕方。
ベテラン特有の台詞に重みと説得力がある。


吉沢さんも台詞に説得力がある!!
長台詞でも滑舌よく聞き取りやすいうえ、今回特に時代劇的な台詞回しが板についていた。
「ぐるぐるもするが、ゾッともする」あたりのところで、妙に感心した!
ベテラン勢にもひけをとらない実力がついてきてるなと実感!!
熱血もコントなノリも、どっちも浮かずにできているから、ちゃんと『栄一』として見ていられる。
血洗島編とは違う台詞回しになっているのもネクスト・ステージ感が出ている。
というか、横濱焼き討ち計画のあたりから、1話1話徐々に声に芯が通ってきているような気がする。
順撮りではなく、話数飛び飛びで撮影しているはずなのに、細かい調整をかけてきているんだろうと思うと、役者・吉沢亮の調整力スゲェ~ってなる!


あと、なんかね。度胸あるよな~と感心もした。
だって、大河に初出演だよ。初主演だよ?!
それで、あんなに堂々と演じられるって、すごくない??
とにかく自分の持ってるもの全部出して演じてるんだなって伝わってくるし、成長もしている。
これが、「新しい扉バンバン開いてる」って状態なんだろうなって。
いや~すごいよ!吉沢さん!!

 

そして、脚本の妙がスゴイ!
京への上洛や参与会議のごたごた感は、家康公パートと守本アナのナレでうまく説明。
幕府と薩摩の意見対立は、老中酒井(小山力也さん!)達の台詞に現れてる。
幕府権威の弱体、薩摩の台頭、慶喜の不満の積重ねとして、将軍家茂のお酌のシーンが象徴的。(磯村くんの将軍のなんとまぁ上品な立ち振る舞い!GOOD!)
現況説明としては、平岡さんの「直参なめんなよ」のあたりが分かりやすい。
「快なり!」は、慶喜視点ではあっぱれなんだろうけど、今後の不穏な歴史への第一歩かと思えば、水戸の皆が笑ってるぶん、怖くなる。


ただ、もともと新選組好きだから、慶喜に肩入れできず快なり!とはならないんだな、これが。個人的に。
慶喜も本来は開国派なのに、薩摩のやり方が気に入らないからと鎖港(=攘夷)派に回る。しかも建前上。
もうなんだそれ。
本当に国のためを思うなら、薩摩ともっとうまく駆け引きしろよ~
本当に英邁なら、感情に流されるなよ~って思うし、
その感情に、栄一の鼓舞とリンクさせるなよ~~って思ってしまったわ。


まぁね、今回大河は慶喜アゲでいくのは分かってるけどね…
そんで、その慶喜が聞いてなかったフリして栄一に影響されてたってとこが、
今話のミソなんだろうけどね…
ええ、分かってますがな。でももともと新選組好き…以下略…


とにかく、新選組好きの私の感情は置いておいて、
今回の出来事はすべてほぼ史実でありながら、組み立て方が絶妙!
脚本も素晴らしいし、演出も素晴らしい!!
そして、役者陣も素晴らしい!!


ドラマが面白いと、視聴率もちゃんとアップしてくれる。
もっともっと皆に見て欲しいわ!
青天を衝け!面白い!!