推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

PICU -4話- 感想

キャスト全員が高い演技力で役そのものに見える良作!
と、思う一方で、これは視聴率が上がらんなぁ・・・とも思う。
展開が地味・・・というかやはりテンポ悪くて・・・途中飽きてしまう。

出し惜しみしないで、エピソード詰め込んで欲しいなぁ。
綿貫先生が夫と別れた理由とかも今回触れても良かったんじゃないかと。

あと新生児の母親側のエピがなさすぎる。
唐突に心変わりした母親が赤ちゃんと再会して涙流されても感動できないし、
その後ちゃんと育てられるのか?と疑ってしまう。
病院の外に様子見に来てたくらいだから本当は赤ちゃんのこと気になってたはず、状況から察して――というのは、脚本が雑すぎない?
母親が心変わりするシーンは必要だったと思う。
フラダンスの尺は要らんから、綿貫先生の説得シーンを入れて欲しかった。
もしくは、
綿貫先生がしこちゃんに、電話じゃなくて向き合いなさい的なシーン入れたり、タブレットで赤ちゃん見せたらいいのでは?というしこちゃんのセリフがあるのなら、
居酒屋から病院に戻った時に外で様子見してる母親を捕まえて説得するか、
赤ちゃんの動画を見せて母親の気持ちが揺らぐシーンを入れるとか・・・
とにかく母親の心変わりのシーンは入れて欲しかった。


今回、綿貫先生=母親目線、しこちゃん先生=子供目線の対比があった。
そして、
母親になりたくないのに出産した母親と、母親になりたかったのに出産できなかった母親の対比もあった。
物語の構造的には面白い要素があるのに、せっかくの対比が有効に活かされてない残念感・・・

志子田家の食卓は、迷子エピだけで十分だし、
桃子の妊娠は、ラストの病院来診シーンだけで十分、
フラダンスのあたりは、間延びしてる部分と、
尺の取捨選択ももうちょっと頑張って欲しいなぁ。
入浴シーンも無理にサービスしなくても良いのよ・・・


せっかくのキャスト陣の演技力の高さがもったいない状況で、ホントもったいない!!(大事ななので2回!)

今回、しこちゃん先生の「母親の気持ちなんて分かりませんよ!」とエキサイトしたシーンなんて、4人(しこちゃん、綿貫先生、植野先生、羽生さん)のキャスト陣全員が、目の演技だけでそれぞれの心情現してたからね!すごいシーンよ!4人とも目だけよ!すごいわ!!

居酒屋シーンもしかり。みんな上手い!
綿貫先生が泣き出すシーンも良かった。
今までひとりで抱えて堪えていた涙と、
おそらく初めて赤ちゃんの名を問われたことで、娘の名を母として名乗ることができて、娘をちゃんとひとりの人間として受け止めてもらえたことで、おさえきれなくなった感情が溢れ出たような涙。
それを支える仲間とめぐり合えて良かったね、と。
あと、しこちゃんが綿貫先生のお子さんも会いたかったと思うというシーンで、
「可哀、可哀そう・・・というか、悲しいです・・・」
と言い直したところ、まじリアル感があった。
吉沢さん、うまいな~。

直前の裁判所ロビーで野間口さんたちに突っかかっていった時は、<要正直>キャラがよぎってしまったけど笑w

今回、吉沢さんは綿貫先生にエキサイトしたり、野間口さんたちにエキサイトしたり、青臭い若造感に振った演技をしてた。
ちょっと大丈夫かい?しこちゃんそんな喜怒哀楽が激しかったっけ?
冒頭では、
小児に「先生がいるじゃん」と慰めたり、
赤ちゃん患児にすら「初めまして志子田武四郎です」と自己紹介しつつ頭を下げたり、
優しく誠実キャラにしてたのに・・・
羽生娘ちゃんの声に反応して「はい、すみませんっ」と咄嗟に謝って、
気弱面白キャラしてたり・・・
大竹母にはぶっきらぼうだったり・・・
武四郎キャラのバランスがちぐはぐにならんか?と思いつつ・・・
まぁたぶんわざとなんだろうけど・・・
バランスが難しいキャラだわ。

初回で、志望の科とかどうでもいいんだよね・・・と投げやりに応えてたしこちゃんが、ひとりの少女の死をきっかけに実は知事に手紙書いちゃうくらい熱い気持ちの持ち主だった。
その内に秘めた熱い気持ちが、どんどん表面化してきてる・・・というところが成長につながってるのかな・・・?
2話では空回りしてたけど、
3話では思考し行動し未熟ながら実を結び・・・と思ったら、
4話でほぼ自爆。ひとりよがりが悪目立ちしてたかな・・・。
5話では苦悩・・・することになるのかな?


次回、悠太の身が心配・・・
生きろー!!