推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

PICU -6話- 感想

PICU(小児集中治療室)というタイトルから予想される医療ドラマとして、おそらく視聴者が期待していたであろう物語が、この回に集約されていた感じ。

 

心臓病を患った小学6年生の患児と、クラスメイトの女児の淡い初恋。
頑なに心臓移植を拒み、周囲の大人たちが当惑する中、
一生懸命な小児科医が他の白血病の少女からのアドバイスを受けて接していると、患児から本音が漏れる。
心臓移植を拒むのは、他の子の命が亡くなるのを待つみたいで嫌だという純真な優しさゆえの罪悪感からだった。
残酷でリアルな問題と、自我の芽生え始めた小児患児の心の問題。
罪悪感を乗り越え、生きる希望をどう見つけるのか。
しこちゃん先生がやったのは、修学旅行に連れ出すこと。
3時間という制限時間の中で、患児が行けなかった東京への修学旅行を模して、
札幌ドーム(東京ドーム)→テレビ塔(東京タワー)→円山動物園上野動物園
最後はバスの外に、患児のクラスメイトたちが集っていて直接励ましのエールが!
初恋の少女が叫ぶ。中学生になっても~、高校生になっても~、一緒に未来を描いていこうと叫ぶ。大好きだと。
ひとり罪悪感から閉じていた未来に、クラスメイトや少女が共にいる明るい未来の希望の光りを見い出して、心臓移植へ決心する。
そしてダブルミーニング的には、修学旅行をサポートした悠太も、自分で死を選択してしまったが未来に目を向けるいい契機にもなったのでは、と思わされる。


やはり子役含め演者すべてが演技力高いので安心して見ていられるし、
良い涙が流れた回だった。

とても爽やかな気持ちで終われると思ったら・・・

 

最後の最後に母ちゃんの件、ぶっこんできた・・・
いや、ね、桃子の涙ですべてを悟った武四郎の表情。
あれだけで物言わずにすべてをあらわす吉沢さんの演技力すごいのよ!
そして、母ちゃんと向き合う武四郎ね。
息子として母親に向き合うあの眼差し。え、ホントの親子ですか?ってくらいリアルな息子感。
うん、高い演技力を目の当たりにできてとても良い!
だけどぉー、鬱展開で次週に引っ張るとか・・・
さわやかな気持ちで終わりたかったわ・・・

どSだな、PICU制作陣・・・