推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第30話

渋沢栄一の父。

う~~~~~~ん、ちょっとこれはキツイっす!!
実質、浮気回だろうがぁぁぁぁ。
衝撃大きすぎて、廃藩置県もとっさまの最期もぜんぜん入ってこなかったわ!
とっさまとのお別れに号泣するつもりでいたのに、めっちゃ醒めたわ!!
せめて別々の回でやってくれよぉぉぉ。

 

今回は思いっきり愚痴感想しかない!
もやもやをとにかく吐き出したいっ

 

史実で渋沢栄一にはたくさんの女性関係があったことは認識している。
ドラマでは、ずっと栄一がお千代一筋で、そこをどう描くのか?とは思っていた。
登場人物でくに役が追加された時には、やっぱり誤魔化さずに描くのかと覚悟しておかなきゃならんな…とは思っていた。

 

だが、しかし。
こういう登場の仕方はないんじゃないィィィッ!!!

 

まず、一番に言いたいのは、
とっさまの最期の回にぶっ込むなよぉぉぉ!!

 

次いで、
なんの脈絡もなく浮気とか意味分かんねーわぁぁぁ!!

 

そのうえ、
生々しい演出してくれるなよぉぉぉっ!!

 

 

これまで青天制作サイドを絶賛してきたけど、今回ばかりは絶賛できないわっ。
とっさまの退場回よ。大トメ俳優の小林薫さんよ!
今まで青天や吉沢さんを支えて、栄一を作り上げてきた最重要人物のとっさまの有終の美を飾る回のはずなのに、何?この仕打ち?
妾問題ぶっこんで、台無しにしてくれるなよぉぉぉぉ。

 

とっさまの慈愛と情愛に満ち溢れたお芝居。
吉沢さんの俳優人生で初めて自然と涙がこぼれたという渾身のお芝居。
二人が父子のエモーショナルな良いお芝居をしているのに、
ほとんどの視聴者が気もそぞろで、見入る余裕なんかないじゃないかーッ!!!
なんてことしてくれたんだよぉぉぉ。

 

今回ばかりは、制作陣がバランスを見誤ったと思うわ。
浮気ショックに、一番描きたい、見てもらいたいシーンを見てもらえないのだから。
芝居を見てもらえない状況は、俳優陣にとっても悲しいでしょ。

 

「お前を誇りに思っている」
とっさまの滲み出る愛情!
なのに、『けど、そいつ浮気したからな…』と突っ込む醒めた自分(視聴者)。

 

「なんと美しい生き方だ」
『お前が言ってもな…』
栄一がどんなにとっさまを讃えて涙をこぼしても、もう入ってこないのよ。
とっさまの美しい生き方、気高さは、頭では理解している。
だが、それを言う栄一の気持ちに寄り添えなくなってる。状況的に。

 

とっさまの尊い生き方と、世俗にまみれた栄一との対比だったのかもしれない。
でも、とっさまの高尚さの引き合いが浮気なのだとしたら、ちょっと悲しい。
もっととっさまをリスペクトした描き方で対比してよぉ!と微妙な気持ちになる。
視聴者感情を乱したまま解消しないうちに、対比として描いても、果たしてそれは効果的に機能していると言えるのだろうか?疑問な状況だわ。

 

タイトルが『渋沢栄一の父』なのだから、とっさまに焦点あてて欲しかった。
次回が『変身』回だから、栄一の千代から180度方向転換した妾問題はそこでまとめて欲しいわ。
二週も引っ張るとか、視聴者のモヤモヤを引っ張るのは得策じゃないよぉぉぉ。
もし、今回取り上げるしかないのだとしたら、せめてっ出会い程度で留めておいて欲しかったよ!!!


それに…
今回冒頭で、栄一がうたちゃんと添い寝するとか微笑ましくも家族大事にするエピソード描いておいて、五代さん挟んで、すぐ浮気ってキッツイわ~。
家族団欒の浴衣シーンと、浮気直前のひとり浴衣シーンも、おそらく対比になっていて、それってめっちゃくちゃ鬼畜でキッツイわ~。

 

今までずっとお千代一筋の純愛路線の栄一だったのに…
パリで手紙を読んで「会いてぇな」と涙した栄一だったのに…

 

なぜ急に浮気?しかも自発的に!
栄一のこれまでの言動とかけ離れすぎて違和感ありすぎて、困惑する。
浮気への動機や背景、予兆さえも一切ないので、唐突感が拭えない。
よしんば、お互い一目惚れの衝動だったとしても、
まったく葛藤さえも描かれていない!
罪悪感も見受けられない!(次回は見受けられるようだが…)
お千代お千代できたのに、一切葛藤もなく悩みもせずに、ってところが何気に一番キツイし、余計にショックがデカいのよ。

 

そのうえ、部屋に強引に引き込む栄一の手!!!!!
はっきり言って、時代劇によくあるベタな演出ではある。でも大河でやるとは…。
いちおう制作サイドはそれでお茶を濁したつもり…なのだろう。
しかし、ディテールが細かすぎたのと、間が長すぎたことで、余計生々しさが際立ってしまった…。

 

①脱いだシャツ→②浴衣の栄一→③敷いた布団→④靴下→⑤去りかける→⑥引きとめる→⑦手を伸ばす→⑧引き入れる→⑨BGM無音

9段階も使って「そういう雰囲気」に向けてるから、生々しいし、エロい空気が漂って……こんな尺いらんわっ!

 

栄一が引き止めてから、手を伸ばすまで、微妙に間を持たせたことで、
嫌な予感が、視聴者の脳内で膨れ上がる時間をかけてるし、
栄一の浴衣姿が、数分前の千代やうたとのシーンを彷彿させるから、妻子の影になおさら裏切られた感が湧く。

 

「あ、ちっと…」
そう引き止める声で切っておけば、まだ良かったものを…。


栄一が女中の手を掴むことによって、肉体的接触の視認がより生々しさを生み
栄一の自発的な行為であることを突きつけられて、今までの真面目さピュアさとのギャップに、衝撃がメガトン級になる。
いや、こんな衝撃いらんわ…。

 

もう胸がぐるぐるむべむべ…ざわざわとざわついて、
廃藩置県も慌ただしく始まって、栄一がなんか物申してても、な~んも入ってこない。
大久保さんと衝突して啖呵切っても、栄一の言葉に、な~んも説得力がない。

 

頭の隅では、ちゃんと分かってる。
廃藩置県もたった四日で260もの藩の相場や負債、租税等々を取り決めるのがどんなに大変なことだったのか、とか
大久保さんに対しての栄一の言葉も、
「聞かれたから答えた。その答えを聞いて判断するのはアナタでしょう!」
仕事でのよくあるあるに、共感覚える言葉ではある…。
それでも、全然頭に入ってこない…。

 

ましてや、お千代に靴下で浮気バレした状態で、とっさまの最期を向かえて…
視聴者の情緒ぐちゃぐちゃですわ…


ドラマって感情で見てるんだな…と思ったわ。


ここまで動揺することもビックリだけどね…。
それだけインパクト大きかった、ということ。
栄一のこれまでの純粋さ真っすぐさからのギャップが凄すぎて、
それに加えての不倫に対してのタブー感が輪をかけて、衝撃を大きくした。

 

史実だからとか、当時の倫理観だからとか、そういう問題じゃなしに、
今回のこの衝撃とか動揺の大きさは、描き方の問題だと思うわ。

 

史実だからしゃーない。栄一も何やってんだよ…レベルじゃない気がするもの。
おそらく制作サイドの予想以上の拒否反応だと思う。
浮気以降のストーリーが入ってこないという声が多数すぎる。
さすがに、廃藩置県やとっさまの最期に、視聴者が上の空になるのは望んでいないでしょう。

 

この視聴者の動揺やモヤモヤを、次回しっかり解消して、
失墜した栄一の信用を取り戻してもらわないと、この先心配だわ…。

 

栄一の言葉に説得力なくなったら、このドラマの魅力半減。
いくら栄一が仕事で無双しても、
「でも、おまえ浮気してるしな…」と思わせてはダメなのだ。

 

次回、すっきり解決することを願って!!!!!


あーでも…

とっさま!最後のお姿もっと堪能したかったです!!!