推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

東京リベンジャーズ(実写)感想

原作は1巻だけ読んで、アニメ未見のまま、初日に鑑賞。

実写東リベは、タケミチの成長物語。
北村匠海が主役として、しっかり軸になる演技をしているから、脇役が輝くし、
脇の役者陣がしっかり持ち味を発揮しているから、作品全体がまとまりのある一本の映画になっている。
惜しむらくは、メビウスとのラストバトルが薄味になってしまったこと。
だが、終わり方はきれいにまとめてある。
北村匠海スゲー吉沢亮スゲー磯村勇斗スゲー今田美桜カワイー鈴木伸之ワルー間宮ヤベー郷敦カッコイー杉野ハマリ役、半間は半間、ドラケンはドラケン。
そんな感じの映画。

という大筋の感想。

 


----↓主観入りまくりの感想↓----

 

概ね楽しめたけど…。
個人的には、先入観・固定観念を捨てきれない自分に…鬱。

クローズにドハマりしていたので、期待が大きすぎた。
且つ、マイキーのキャラビジュアルに引っ張られすぎた。
というより、減点方式で鑑賞している自分に気が付いてしまった…。

 

クローズのような爽快なケンカバトル&胸熱な友情物語を期待
→主人公&東卍側がけっこうボコられる。スカッと感不足。
→胸熱な友情というよりは、信頼関係。

 

マイキーの可愛い&無敵ギャップなビジュアル期待
→吉沢さんにはめずらしく青髭が目立ってて老けて見える。
特にケンカ賭博の初登場&校内暴力シーンなど主に学生服着用時に目立つ。

 

……いや、それ、メイクとかでもう少し何とかなったでしょ?((--〆)
いままでスクリーンで吉沢さんの髭の剃り跡が気になったことなんてないよ!
照明の当て方しだいで、もっと誤魔化せたのでは?女優ライトばりにさ~。
っていうか、金髪カツラ似合ってない。いや、似合ってる!オフショットでは!
何が原因で映画内ではダメなんだろう?
白味が強いプラチナブロンドのせいで肌がくすんで見える?だから青髭が目立つ?前髪アップの作り方が落ち武者感あるせい?…う~むナゼなんだろう?
そして、どうして肩幅広い吉沢さんが肩に羽織る学ランをワンサイズ大きめにしなかったんだろう?ピチピチ学生服?なぜ白シャツがジャストサイズ?
私服はオーバーサイズで似合ってたのに…。
メイク・照明・衣装…あとちょっとの工夫でカバーできたろうに、
吉沢亮のイケメン具合に、スタッフがあぐらをかきすぎた!のでは…?
等々、不満噴出。

※但し、黒髪マイキーは最高&神!!

同じ金髪時でも、私服&特攻服の時はちゃんと爆イケなのに。
特にラストの涙!!→非常にエモい!非常に美!
vs長内の初戦→マイキーの飛び蹴り!最高にカッコ良い!
神社での集会→カリスマ総長!カッコイイ!!

ただし「ひよってる奴~」のシーン、吉沢さんのストレートネックが気になった…。
スマホ首で前に出てしまっている&猫背なので、極端に言えば、亀が首伸ばしてるような姿勢になっているから、直したほうがいいんだけどなぁ~。
姿勢が美しいと、さらにカッコ良く立ち姿がキマるのに、もったいないんだよぉ…。

※但し、黒髪マイキーは美!!神!!(大事なことだから2回)

 


◆脚本構成
漫画内で良かったシーンをツギハギにしたような印象。
キャラや視聴者の感情曲線がブツブツと途切れてしまう場面転換が多い。
初見だと、感情移入しにくい。
原作既読派は、見たいシーンがあって満足かもしれないが…。

例えば…。
病院お見舞いのシーンが、唐突に始まる。
→助走もなく、急にエモいシーンに突入。
→その単エピだけで、「ドラケンはマイキーの心だ!」と確信されても…ね…。
ご都合主義的展開だなー、と思ってしまうわけですよ…。

急にシリアスになって、ドラケンが「人を想う心は持て…」とか言っても、
アナタ、さっきマイキーと一緒に窓から人を落としてたじゃない…と。
行動と発言の乖離よ…。

かろうじて、唐突な「マイキーの心」呼ばわりが受け入れられたのは、
正直言って、吉沢マイキーの表情の変遷があったから!

父親に詰られて、不貞腐れた態度のマイキーが、
娘を返してくれ!と父親の号泣に、ようやく心を動かされて自ら頭を下げる。
兄を亡くしたマイキーの心に、ようやく実感を伴って家族を傷つけられた人の痛みが伝わったのだと分かる表情。
そして、人として心が鈍くなっていた自分を戒めてくれたドラケンに、隣にいてくれて良かった、と告げる。
その一連の吉沢マイキーの表情の変化とエモい声での感謝があってこそ!

そして匠海タケミッチの腑に落ちた台詞回しでもって、ようやくどうにか…。
「ドラケンはマイキーの心だ」→だからドラケンがキーマン→だから死なせちゃダメ!
と、どうにかこうにか説得力が付いた。

とまぁ、そんな感じで、
途切れ途切れのシーンを繋ぐ脚本を、役者陣の演技力で強引に乗り切ってる感じだなぁ…と思って鑑賞してた。

 


◆役者陣
北村匠海くんは、演技もいいし、声もいい!典型的な主役タイプの役者だ。
これだけの若手俳優たちを脇に従えても埋もれないからスゴイ!
それでいてすごく器用なのか、誰が相手でも共鳴した演技ができてる。

そして、キヨマサ役の鈴木伸之くんね!
悪役に徹していてすごくいい!なのに、いつも悪役イメージでもったいない!せっかく演技力あって、嫌味の無い好青年なのに~っ!

紅一点の今田美桜ちゃん!胸キュンした!役作りがうまかった。
「君は急に来るね!」の決め台詞が、最高に活きてた!!

あと、少ない出番なのにインパクト大きい半間!
清水尋也じゃなくて、役の人(半間)になってた!原作読んでなくても分かるくらいに。若いのにいい役者だよね。もっと見たかった。
山田裕貴のドラケンも、外見の寄せがハンパなかった。
郷敦くんの三ツ谷もハマってた!ファーストカットがカッコいいし、ラストバトルの突っ込んでいくシーンはジャンプの仕方さえカッコ良かった!

アッくん役の磯村勇斗は、正直ひよっこの時は影が薄く感じたけど、今日俺とかを経て自信がつけばこうも変わるのかと、しみじみ。
杉野くんの直人はハマリ役!失礼ながら、今までで一番上手いと感じた。

間宮くんはもう何もかもがあやしい…(笑)
闇落ちマイキーとのねっとりあやしい空気感…ありがとうございました(笑)

 

吉沢さんはさすがです!(ホメるよ!笑)

闇落ち黒髪マイキーとのギャップがすごい!
冒頭シーンの衝撃。そしてタイトルバックの起用に感謝!
総長マイキーは、キングダムでの経験から安心・信頼の演技力だし、
飛び蹴りはさんざんCMで流れてたからカッコイイのは分かってる!(笑)
ただ大河のせいか貫禄つきすぎて、
金髪マイキーでのあどけない演技は…ちょいキツイな~と個人的感想。
でも「彼女、タケミッチ借りてっていい?」のところは好きv

そして何よりも、吉沢さんが生み出すリアル感がすごい!と思っている。
漫画実写化というハードル。
漫画の世界観を、現実世界に具現化させるための説得力を吉沢亮は持ち合わせている――と思っている。
端正な顔立ちと、しっかりとした演技力の為せる技。
そのリアルさが、映画をひとつ格上に押し上げていると思っている。
言うなれば、少年少女対象の漫画から、大人の鑑賞に堪える映画へと成し得る存在だな、と。

 


◆クローズ
しかし…ヤンキー映画として…
映画単体で見た場合、クローズを初めて見た時の衝撃を超えられなかった…
というのが正直な感想。
ちがう作品とは分かっていても、Myベストで比較してしまう自分の固定概念がなかなか抜けないものだと、フレッシュな気持ちで見れなかった自分がくやしい。
でも…
クローズ撮影時、山田孝之22才で、あの芹沢多摩雄。
やっぱり彼の演技はモンスター級に天才(今はどうあれ…)。
小栗旬も23・4才で、あの圧倒的に目を引く存在感は凄すぎる!
二人ともすごい役者。
当時の二人は、今の匠海くんと同じ年頃…。
吉沢さんに至ってはもう27才だし…ね…うん、もう高校生役はキツイ…かな…。

 


----後日、原作読了後の感想----

 

◆マイキー
ちょっとちょっとちょっとぉぉぉ!マイキーカッコよすぎでしょ!
そして、分かった!!
吉沢マイキーは、原作マイキーに近い!!
キャラの外見的な部分はもうしようがないとして、中身がマイキーだった!!
あの漫画でしかありえないマイキーを、リアル化するのは難しい。
これは誰がやっても文句がくるわ。
それをいい具合にリアルに落とし込んでいる吉沢亮の腕前よ!

しかも、緻密に作り上げている、と分かる。
リアルに落とし込みながら、漫画の世界観を崩さない、そのバランス感覚。
映画全体を通しても、マイキーのバランスを見てるところもあるな~と感じた。

東リベ動画で、郷敦くんが吉沢さんを評して「周りを見てる方だなという印象」と語っていた。
周囲の役者陣の演技と、映画としての世界観と、マイキー役としての立ち位置を、俯瞰して調整している感じ。
どんだけ冷静なんだよ…。否、これが自信なのか?
いろんな役をやってきて、大河とかもあり、身に着けた役者としてのスキルとその自信から生まれた余裕というか余地なのかな?
クレバーな役者だ!!

 

◆続編
続編の期待の声は高いけど…。
今回は、コロナでの遅延があり、先にアニメ放映開始で人気に火が付いたタイミングで実写公開という奇跡的な巡り合わせで大ヒットした。
だが、続編の時には人気も落ち着き、今回ほどの興収は期待できない気もする…
まずキャスト集めが大変そうだし、続編をどこまでやるか?という問題も。
今回綺麗に終わっているだけに…なくても…別にいいかな…とも思う。

 

まぁ…今回見て思ったことのひとつに、
東リベに出る吉沢さんのメリットって何?――ということ。
吉沢さん自身、当初やるかどうか悩んだという。
信頼している役者陣との共演と、お祭りに参加するみたいな感覚で、出演を決めた、ということだった。
そして、この世代を代表するような作品にしたい!と。
それは、今作の大ヒットで叶えられたように思う。

現状を考えると、続編に出演するメリットってあまりないような気がする…。
それは、吉沢さんだけでなく、他の役者陣も同じで、すでにみんな売れっ子だ。
今回最大限のメリットを享受したのはドラケンの山田裕貴くんで、
磯村くんはすでにカメレオン俳優の名を不動のものとしているし、
北村くんも主役を張れる第一線の俳優だと改めて証明したにすぎない。
もちろん、みんな続編の声が掛かればやるだろうけど…。
続編のメリットは、全員それほどない気もする…。

 

それに、今回ドラケンマイキーに湧いた山田裕貴×吉沢亮のカプ推しがキツイ…。
若手俳優同士わちゃわちゃしてるのを見るのは楽しいけど、
妄想世界の関係性を彼らに押し付けて臆面もなく妄想コメントをTwitterとかで垂れ流してるのにはちょっと引く…
吉沢さんはBL売りの俳優じゃないから!
吉沢さんはもっと大きい役者になっていく人だから!
と、元アニオタ腐女子でもそう言いたくなる現状。(せめて鍵垢でやってくれ…とヒヤヒヤする)
とはいえ、どうせ一過性のものだとは思ってるけどね…。
まぁ、そういうのもあるから、東リベはもうお腹いっぱいかなぁ。

 

それに、吉沢さんは12年の芸歴のわりには年上の主役クラスの俳優女優陣との共演経験が少ない。
スイーツや漫画実写への出演が多かったということもあるだろうが…。
役者は、上手い役者と共演して上達していく!という。
だからこそ、吉沢さんのポテンシャルはまだまだ引き上げられる余地がたくさんあると思っている。
そのためにも、スキルのある、実力のある、様々な俳優女優と共演して欲しい。

新しい吉沢さんの演技が見たいのです!!

だから、その点でも、大河は新鮮に見れて楽しい!!
いろんな先輩役者と対峙して、吉沢さんの演技がどんどん更新されていくのが見てて楽しい!

もっとワクワクをプリーーーズ!!

(欲張りなオタの叫び!)