推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第25話

太夫、帰国する。


吉沢篤太夫の緊迫感ある表情がすごい!!!
ほとんど話しを聞いているだけの回なのに、シーンの悲壮さがより際立つ表情の変遷。


まるで恫喝するような厳しい眼差しで、過酷な行軍の状況を聞き、平九郎の行方を問う。
おそらくその先を予感しつつも、胸をかきむしる気持ちで問い質す。
平九郎に起きる悲劇。
大粒の涙が、静かに滴る。
信じたくもない顛末に慟哭する。


栄一の見立て養子になった自負と武士の矜持を抱え、若い命を散らせてしまった平九郎。
その死が重い。
重く、辛く、悲しい…。


そう心で涙しながら、頭の片隅で……。


喜作と栄一の問いかけをオーバーラップさせる演出が非常にエモい。
そして、
吉沢さんの下睫毛にたまる大粒の涙のしずく!
涙まで絵画的!
こぼれ落ちそうで落ちなくて、どんどん溜まっていき…、ポタリとついに滴る。
そして次にあふれてきた涙で、また涙の粒がふくらんでいき、またポタリとこぼれ落ちる。
涙って、しずくになるんですよ!!知ってました?
こんなに美しく涙を流せる俳優さん、いますか??


悲しみとなぜという気持ちと悔恨と、いろんな感情を含んで大きくなる栄一の気持ちそのままにあふれる涙。
涙の水分量まで調節しているのかと思うほど。
流れるタイミングも神がかり的。
そして、絵になる美しさ!!!!!!!!神!!!


人為的なアニメーションの世界じゃないんですよ?!
流れるスピードまで完璧なんですよ??
実在の俳優さんの演技で!!ですよ?!!


しかも、乱れた前髪が半分顔を隠して、片目だけできつく見上げ、涙をこぼす。
その凄艶なまでの美形っぷり。
まるで二次元かと思うほどの作画の良さ!!!!神!!!


吉沢亮は間違って二次元じゃなく三次元に生まれてきてしまった美形。
そう言われてもしようがないくらいの美を醸し出してました!!!


そのうえ、目力と表情だけで語る迫真の演技は圧巻!!
それでもってさらに、
今回の吉沢さんの演技、全体を通してのお芝居になっているなと実感。
自分の演技だけに集中しているのではなく、1話45分の全体を通してのお芝居になっているな、と。
芝居の緩急だけでなく、話し全体のバランスをとって、ブーストかけるところはブーストかけている気がする。
さすが大河の主役だ!と思ったわ。

 


そして、ですよ。
青天のすごいところは、作画の良い美形が他にも揃ってる。ということ。


町田土方のカッコ良さ!アレは、なんですか?
カッコ良すぎて、笑ったわ。
もともと土方ファンなので、土方をやってくれてありがとう!の気持ち。


水戸藩主になってしまった民部公子様。
洋装でも和装でも、凛とした気品ある美少年で、演技もうまい!
二度目のプロポ…勧誘のお言葉も、真摯すぎて守ってあげたくなる。
それにハイと頷いておきながら慶喜に伺ってからとか焦らすなんて…罪な男よ、栄一。


平九郎役の岡田健史くんは、いい役もらったね。
おそらく現場でも愛されていたからこその、気合の入った最期のシーンを長尺で演出つけてもらえたんだろうな。健史くんの没入っぷりと、スタッフ陣の意気込みが滲み出ていた。
実在の人物であるからこそ、若く散っていった平九郎さん自身の魂を昇華させるように尽くすという心意気の通り、魂で演じようとしていた姿が印象的。
きっと平九郎さんも喜んでいたと思うわ。
いい最期のシーンでした。

 


そうそう、篤姫こと天璋院の薩摩弁まじりの静かなる憤怒が迫力あって萌音ちゃんすごい!
怨嗟の言葉を連ねる和宮の冷めた表情も良かった!


青天は若くても演技巧者ばかりで、見ていて楽しいわ。
次回は、ようやく血洗島への帰還。
2週開いてしまうけど、その間、ヒロアカ4D鑑賞して待機することと致します。