推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第9話

今回も幕府回。桜田門外の変井伊直弼がメインのお話し。
前回、将軍家定からの遺言を受けて、安政の大獄へ。

安政の大獄というと厳しい弾圧で、続く桜田門外の変も浪士たちによる暗殺と、
陰惨で鬱展開なイメージで、あまり見るのに気が進まない歴史エピ。
それを今回は、陰惨になりすぎないように、分かりやすく見やすいように描いてた。

安政の大獄は、さらりとデスノート風味の朱線と、小池徹平さんのキラキラ佐内で中和し、ナレ死でEND。
桜田門外の変は、直前の家茂と直弼との会話で、若い将軍に忠義を尽くす大老の姿として描かれ、共感を得やすい人物像に。
襲撃シーンの間に、狂言や水戸の雪遊びのシーンが挿し入れられて、
極力血生臭さを緩和し、荘厳なBGMで抒情的な演出。
え、そこでOPテーマ曲使っちゃうの?とは、正直思っちゃいましたけど。
最期に直弼が「日の本を…」と呟き、彼もまた、ひとりの国を思う者として描かれていた。

だからこそ逆に、農村でやいのやいのと騒いでいる若者たちの狂騒が浮き上がってくるという。

栄一もだいぶ顔つきが変わってきたわ~。
世の中の仕組みに気づいて、どうしたらよいのか考え始め、
世に吹き荒れる尊皇攘夷の思想に傾きはじめているのが分かる。
ちょっとハラハラして見てしまう。かっさまの気持ちに同調。
アバンでの畑仕事しながらのデレデレには、思わず吹き出してしまったし、
お千代に向かっての長ゼリフは吉沢さんの声の良さにうっとりしすぎて、内容がするっと抜けちゃい気味になるから要注意・笑!
そして、とうとう江戸に行きたいと、とっさまに直談判。つづくへ。
次回への引きが良すぎでしょw


さてさて視聴後にツイ等を見ていたら、
青天ナビにて、狂言「鬼ヶ宿」は直弼が脚本を書いて、事変の数日前に彦根藩お抱えの狂言師が初演。そして今回、その後継の方に演じていただいた、と。
また今回の演出村橋さんは大河「直虎」を演出されていた方だとか。
いろんなご縁を感じますね、青天は。
そういえば斉彬公も、島津家に仕えた新納家の末裔の方が演じてらしたし、
斉昭を支える武田耕雲斎を演じた津田さんは、若い時分に竹中さんに助けられたので、ものすごく共感して演じられるとインタビューで応えていた。
キャスティングに際し、ゆかりの方々に声をかけて、熱意を持って演じてもらっているのかも。
また演出に際しても、思い入れのあるスタッフに任せている感じなのかな。
任せているチーフ演出やプロデューサー、統括が、新しいものをみんなで作ろう!としている姿勢がとても感じられる!
それがまた、これから民間で国を変えていくんだ!という栄一たちの勢いと相俟って、チャレンジングな新鮮さを感じるのかもしれない。


そう思ったら、今回の新しい大河ドラマ作りに、吉沢さんを主役として抜擢していただき、本当にありがたいやら光栄やら。
土スタで、吉沢さんも俳優としてだけでなく、人として成長していける場と言ってたので、とても良い環境でお仕事できているんだろうなぁ。

 

青天フォロワー10万人突破の写真の顔つきも、とてもキラキラしてた!!