推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第6話

家康パート豆知識。今回覚えたこと。
水戸徳川家では、主君は天子様であるとしていたこと。
本編でも、「天子様に弓を引いてはならぬ」と斉昭公が仰られていた。
鳥羽伏見で慶喜が大阪から逃げた伏線になるのかな。
それでも、歴史的に新選組の土方好きとしては、逃げた慶喜には納得がいかないけど。

 

それはさておき、今回の青天は、イマイチ。
▶テンポがイマイチ。幕府パートが情報多すぎ、栄一ラブパートくどすぎ。
▶カメラワーク、アップ多すぎ。なんだかマンガのコマ割りみたい。
分かりやすさをあえて狙ったものなのか、役者の表情をとにかくとらえようとしているのか、もう少し引きのアングルがあってもよかった。
以下、気になったシーン。
・道場破りシーン、「勝つか負けるか」と長七郎が言ってるのに、無言栄一のアップで、最初栄一の心の声かと思ったら、長七郎だった。
・夜のぐるぐるシーン、栄一の懊悩アップで、提灯持って話しかけているのが伝蔵なのか誰なのか分かるように映してくれい。
・かっさまが出かける栄一のお尻を叩いて急かすところ見切れてたのはアドリブのせいかしら。
慶喜の兄・慶篤がせっかく登場してきたのに、慶喜のアップばかりで、慶篤にも少しフォーカス当ててよ、と思った。
堀田正睦が「通商は損ばかりではない」と大事なこと言ってるのに阿部老中の背中アップ。


あと、ラブパートがイマイチな理由。
整合性がとれてない気がするのよね。
栄一の胸のぐるぐるが恋心の芽生えだとしたら、いままでは何だったんだい?
喜作が千代を美人と褒めた言葉に反応したり、
千代に起こされた朝にぎこちなく恥じらって意識したり、
嫁にやらねぇと言った平九郎に対抗心燃やしたり、
前回まで顕著に千代を好きだからこその反応してたのに、実は無自覚でしたとか、無理があるだろうよ。
というか、好きな気持ちに無自覚だったなら、もっとあっさりとした演出で良かったのに。
ねっとりというか、じっくり描きすぎたせいで、今回のぐるぐるが恋の芽生えより性の目覚めにみえてしまうわ。
「触んな」のシーンも妙に間がある芝居をしているというか、尺がありすぎというか、ちょっと色気出しすぎて、もう少しサラッとでも良かったのに。
アバンのぐるぐるは良かったよ。
最初のぐるぐるで歩き回って、なか姉さまの「ん?」で立ち止まり、踵を返して行くところ、大爆笑した!

今回、希望するなら、道場破りをメインにして、尊王攘夷の風が血洗島の若者たちを駆り立てる様を描いたら良かったのに、と思いました。

それと、連れションはやりすぎかなぁ。
ニアミスというか、通り過ぎるくらいで良かったのに。
慶喜一行に気づいて慌てて栄一が平伏して、通り過ぎざまに慶喜がチラッと視線を落とすくらいで。
でなきゃ、1話冒頭の名乗りが薄れてしまう気がする。
いや、キミら前に会ってるじゃん!って。
もう遅いけど…。
とはいえ、おかげで吉沢さんの途惑う目のお芝居が見れて、おおぉwとなったんですけどね。よくあそこまで目が動かせるな、と。

 

今回第6話を見て、
寄りの画が多いこと、ラブパートが濃いこと、連れションの演出、
それらを考えるに、ちょっと役者に肩入れしすぎてるのかなぁ。と。
吉沢さんをもっと撮りたいからこうしよう、
草なぎさんを良く撮りたいからこうしよう、
ってなってるのかなぁ。って。
スタッフの意気込みがあるのはいいことではあるけど、欲を出しすぎたらあかんで。
熱量のコントロールまちがえると、内輪ウケになってしまうし。


そろそろ回数も重ねて、視聴率的にダレてくるところだし、
3月末の改編時期に差し掛かっているだけに、次回はもうちょっと頑張らないと!