推しライフ徒然草

推し(吉沢亮さん)への愛と考察と妄言のつぶやき

青天を衝け~感想~第3話

第3話も面白かった!
第2話が獅子舞いからの子役→本役というドラマティックな展開があったぶん、
第3話は、展開的に多少盛り上がりに欠けたかな…という印象あるけど、
そのぶん、平岡や春嶽の登場、栄一の商才の発露など、
今後の伏線が散りばめられていて、第3話にしてすでに安定した面白さがあった。

役者陣の安定した演技力に裏打ちされた面白さ!

今回登場の堤さん。
一瞬でキャラ立ちさせてしまう凄さ!
短い時間で、面白味と有能感を同時に醸し出す、あの魅力と存在感は一体何なんでしょうか?凄すぎます!

そして、二度目の登場、玉木さん!
最初、玉木宏がなぜ高島秋帆?ちょい役だよね?もっといい役あるでしょ!と疑問に思ってた。
でも、栄一との再会で、栄一の秋帆への畏敬のまなざしや、秋帆が栄一に期待をかけて激励する姿を見て、
これは未来の栄一の姿への啓示なのではないか?と、思った。
国を思い、未来を切り開いていく――という姿のそのものの象徴みたいな。
美形の吉沢亮がいだく理想像として、神々しく君臨しなければならなかったから、並みの美形ではダメだし、演技力も兼ね備わった存在でないと説得力に欠ける。
だから、この秋帆役は、玉木宏でなければならなかったのだ!と。
馬上の玉木さんが振り返り、栄一に微笑む姿の尊さよ!!
何度リピしても、そこで「カッコイイ~」と声が洩れてしまう♪

 

ストーリー構成も、栄一と慶喜の対比が面白い。
父に、あてにされたい息子と、あてにされたくない息子。
台詞繋ぎの場面転換は、痺れた!

カメラワークもいい。
村の畑のシーンは、長回しが多い。
広い景色を存分に使いたいのだろうし、役者への信頼も高いのだろう。

そして、吉沢亮演じる渋沢栄一の表情がくるくる変わる。
繊細な芝居を得意とする吉沢さんが、吉沢史上、最も分かりやすい演技をしている。
13~14才を演じるにあたり、吉沢さんいわく「相当ぶりっこしてます!」とのこと。
でもそれがハマってる!
舞台演技っぽいと言われても、最初だからこれでいいのよ。
オープンセットで引きの画が広大だし、若年期だし、1年大河の最初のつかみとして、分かりやすいくらいでいいのよ!
大河は後半スタジオ収録中心だろうから、いまのうちに広い舞台でのびのびと自由闊達に演じるくらいでいい!!
繊細なお芝居は、青年期や壮年期でのお楽しみに!

とはいえ、吉沢さんだからやっちゃってくれてるのよね~、これがまた!

▶藍の買い付けのシーン!!
同じ栄一なのに、中ん家の家族といる時とはちがう、ちゃんと外ヅラをつくってビジネスしてるいっちょまえな小僧をなんとナチュラルに演じていることか!
問題点を指摘しつつ、改善策を提示し、モチベーションを向上させ、ビジネスを将来にまで発展させる手腕。
しかも、相手に舐められず、上から目線にもならず、相手に寄り添いながら、交渉する。
えっ?これって社会人の指南書でしたっけ?――っていうくらい、脚本も演出も吉沢さん本人の演技力も、パーフェクト!!
農民の人たちの演技も素晴らしい!!!
本当にいいシーンでした。

そこからの、成果をとっさまにキビシイ目で判定していただくシーンでは、
合否を待つ緊張感に強張った表情から、
認められ、褒められて、じわじわと喜びを実感していくさまを、丁寧に演じてた。
おかげで、こちらもドキドキハラハラからのヤッター!!と両手をあげたくなる気持ちを共有できた!
喜びに走り出す爽快感といったら!
清々しい大河だと、あらためて思いました!!


脚本、演出、役者、どれもいい。
カメラワークもいいし、
家康パートで抜け感もつくってる。
ちょっと優等生すぎやしないかと、余計な心配までしてしまうわ笑

第3話、鬼リピして、楽しみ加速してる!


あ~、早く日曜日になれ~次が見たい~~